2010年10月6日水曜日

衛生週間

今年の衛生週間のスローガンは、メンタルヘルスを取上げられました。

現代社会にとってメンタルヘルスは重要な問題です。しかし、メンタルな内容は個人がなるべく隠したい内容でもあり、どうしても盛り上がりに欠けてしまいます。無視できる問題ではないので、これはこれで地道に対応する必要があります。

衛生週間は、身近な健康問題も併せて進めるのが良いと思います。
人間は約60兆個の細胞から成っています。一方、人間の体の中に共生している菌の数は、100兆個と言われています。人体に共生している菌を、常在菌とよび、代表的なものとしてビフィズス菌や乳酸菌が有名です。特に大腸は、人体の中で常在菌が最も多く、未消化の食べ物を消化したり、ヒトの細胞の栄養源やエネルギー源を作り出している。ちなみにウンコの3分の1は、腸内細菌そのものといわれている。

秋は食中毒が多く、病原性大腸菌O-157による中毒が話題になります。ある種のビフィズス菌は有機酸をつくり、腸壁のバリア機能を増強して、O-157が出すシガ毒素が血液中に流れないように働いていることが発表されている。腸内細菌と上手く付き合うことが健康に繋がると考えられる。

現代人は、神経質に成りすぎるほど薬に頼っている。衛生週間を機に、もう少し健康的な生活リズムと食生活を送ることを見直すのがよかったのではないだろうか。

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