次は口述試験ですが、このコンサルタント試験は以外と口述試験で不合格になることが多いのでよく勉強しておく必要がある。
試験の対策として自分の経験から述べます。勉強の基本は、まず基本的な知識を再度復習し、自分の経歴を整理しておくことである。経験していないことを述べてもすぐにわかるので、知らないことについては今後勉強していくと謙虚に述べるのがよい。
自分の考えを整理する方法としては、想定問答の形にしてまとめるのがよい。そして基本は、コンサルタントは安全衛生について素人のお客様に判りやすく説明する能力を問われているということを理解しておかなければならない。従って、難しい専門用語を並べるのではなく、できるだけ簡潔に判りやすく説明することが第一条件である。
まず最初に質問されるのがコンサルタントの資格を取得しようとした動機です。この試験はコンサルタントを目指す人のための試験なので、コンサルタントになる意思がないと受けとめられると、その後の質問に大きく響くと思われる。
次に自分の経歴の中で苦労したことについて、そのとき取った対応策、現時点での評価、今後それについてどのように対応していくか、などを説明する。
もう一つ用意しておかなければならないことは、現在の労働安全衛生管理のおける課題について、行政や会社などで行われている内容と、それに対する自分の考えをまとめておく。特に、労働安全衛生マネジメントシステムやリスアセスメントについて、現状での問題点と課題が多くあるはずです。それに対して自分はどのように取り組むかを自分の考えで述べることがポイントと考えます。
最後に、労働安全衛生コンサルタントの義務や倫理について質問されます。倫理については技術士の技術者倫理を参考にすると良い。すなわち、資格取得できた後も引き続き勉強をしていきたいとCPDのことにも触れたほうが良い。
私が口述試験を受けた際も、このような組立てで、A4判7枚程度の想定問答集を作りました。1次試験の発表から時間をおかずに、自分の頭の中を整理することをおすすめします。
とても魅力的な記事でした。
返信削除また遊びにきます。
ありがとうございます。