東日本大震災で内外から盛んに指摘されているのが、日本のあらゆる組織におけるリーダシップの欠如である。
代表的なのが、日本の首相のリーダーシップのなさである。リーダーの条件には、問題解決能力やコミュニケーション能力の他、組織をまとめる統率力や目標達成への執着力、そして人望が備わっていないと行けない。今の日本の首相には、どれも備わっていない。ほんとうに恥ずかしい限りである。
しかし、日本のあらゆる組織でリーダーが育っていないのが現実である。原因は、戦後の教育にあるのかもしれない。平和と平等、どちらも正しい。しかし、平等教育は、学生の実力格差を解消することをもくろんだが、個性を無視して平均学力が下がり、リーダーが育たない環境になってしまった。
欧米は、個性を尊重し、優秀な生徒には特別教育を施して、組織のリーダーを育てる下地がある。日本も、教育から変えていかないと、まともな首相が出現してこないかもしれない。
会社でもなかなかリーダーが育っていない。ある程度責任を委譲してその人の力量に任せる風土がどこにもない。得意先で担当者がその場で決められず、会社に持ち帰って後で連絡しますというケースが多い。
この問題を日本人気質で片付けてしまってはいけない。現在社会においては、あまりにも深刻な問題であることを認識すべきである。
安全管理もトップのリーダーシップが無い限り、組織に浸透しないのは明らかである。
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