2012年12月16日日曜日

シニアエンジニアのストレス

五十歳半ばを過ぎると、今まで考えてもいなかった色んなストレスが増えてくる。

まず最初に物忘れが激しくなる。顔ははっきり覚えているのだがなかなか名前が出てこない。その名前が出てこないことでイライラしストレスになる。また、晩ご飯、何を食べたのか全て言えない。何か一つ思い出せない小皿などがある。私は現在、毎日全て思い出して書き留める訓練をしているが、これもストレスになっている。

仕事上のストレスは、パソコンです。マイクロソフト・オフィスがバージョンアップしたら、今までのボタンがどこにあるか判らない。勝手にボタンの位置を変えるなよ、と画面に向かって怒るが、画面は我々を全く無視したままである。それだけで時間が無駄に過ぎてゆきストレスになってくる。

さらに、この歳になって突然海外勤務に曝されることがある。その場合、英語とは全く無縁の職場からいきなり英語の職場に放り込まれる。最初は、言葉等気にしなくていいからと言われ、その気でその職場に行くと言葉ができなくては話にならないことが多く、手振りを交えてなんとか会話をするのだが、相手に意味が通じずストレスになってくる。ただし、言葉ができることより技術や職務内容が判っていることの方が重要だが....

退職後の生活の不安も、無意識のうちにストレスになっている。そして、体力の衰えがあるが、これはどうしようもないので、有酸素運動と筋力トレーニングに励むしかない。

最も大きなストレスは、人間関係であろう。これは、年齢に限ったことではないが、年を取ると人の話を聞かなくなり、わがままに自分の意見を押し付け周りから鬱陶しがられことが多いです。

これらのストレスをうまくかわさないと「うつ」になる恐れがあります。
エンジニアは、六十歳までは見習いで、六十歳以降が本番です。これらのストレスにへこたれているヒマはないのです。真のエンジニアを目指して、あともう少し修業に励もう。

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