写経を始めたのは、日本技術士会近畿支部の見学会で薬師寺に行った時からです。薬師寺は、西塔、金堂の復興を終えて講堂を復興しているところでした。
写経とともに集まった寄進で白鳳伽藍復興事業が進められており、私も何かお手伝いできないかと思い写経することにしました。
現場は、西岡棟梁の後を引き継いで、若い職人達が古い時代の木工技術を再現いていました。
般若心経は、観自在菩薩が深淵なる「般若波羅蜜多」(知恵の完成)の修行をしているとき......という内容で始まります。
心、空、無の3つの言葉が多く出てきて哲学的で難しいです。
そのなかで、私の日常生活で困難な問題にぶつかったとき、いつも口に出る言葉が、最後の真言
羯諦羯諦
波羅羯諦 波羅僧羯諦
菩提薩婆訶
(サンスクリット語で)
ガテー ガテー
パーラガテー パーラサンガテー
ボディー スヴァーハー
です。
難しいことは色々あるけど、とにかく行こう」と真言(マントラ)を解釈しています。
写経が終わると、なんだかゆったりとした気分になるのが不思議です。
写経は、いつも郵送で奈良・薬師寺に納めています。
※http://www.nara-yakushiji.com/
今回は薬師寺東京別院で写経しました。
※東京都品川区五反田5-15-17
これから何かに挑戦しようとしている方、写経をして心を落ち着かせてから始めてはどうでしょうか。
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