2009年6月2日火曜日

厚生労働省の再編

麻生首相がまた振れています。

厚生労働省を再編すると行ったと思えば、そんなつもりで行った覚えはないという。

あまりにも不祥事が多い厚生労働省をなんとかしようということからつい口が滑ってしまったのだと思います。

でも、私は解体再編に大賛成です。 労働安全に限ってみても今の縦割り行政を一つにまとめた方がいいと思います。扱う保険によって災害統計が違うのはおかしい話で、船員であろうと一般労働者であろうと、農家であろうと労働中に災害が起これば労働災害です。

分割するなら「国民生活省」と「社会保険省」だけでなく、各省庁にまたがる労働安全行政も英国のように一本化して「労働安全衛生庁(SHE)」を設立して保険から分離し、すべての働く人のための安全衛生行政を行うべきです。

労働基準監督署の業務の労災保険業務を分離して、安全安心の確保のための中小企業や自営業などへの指導に軸足を移すべきです。 厚生労働省は、保険や薬事を通して大金が動き、既得権益を維持しようとする勢力が解体再編に抵抗するでしょう。

思いつきで発言する首相では真剣な議論は無理でしょう。 しかし、国会で真剣に議論してほしい課題です。

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