2010年11月24日水曜日
建設業の国際化
2010年11月17日水曜日
危険工種のPermit制度
化学工場におけるアーク溶接(hot work)などの火気取り扱い作業の事前許可制度が該当します。海外工事では、その他にも密閉空間での作業(confined space)、潜水作業、深い掘削作業、重量物の吊り上げ作業、停電作業など危険を伴う作業はPTWとすることが一般的です。
PTWの該当作業は、リスクアセスメントによる危険度の高い作業ということができる。
従って、PTWのチェック内容はリスクアセスメントで挙げられている内容であり、連動していなければならない。
このPTWも内容をよく確認せずにチェックしていると、すぐ形骸化してしまう恐れがある。リスクアセスメントの結果をまとめたリスク評価表をよく目を通し、それに基づいてPTWのチェックリストをチェックして作業許可を出す。作業する時もそのチェック項目にに従ってTBMを行わなければ意味がない。PTWは、リスクアセスメントが基本になっている。
欧米の安全管理はすぐシステム化してしまう傾向にあるが、PTWも要領書(procedure)にまとめられ、PTW Coordinatorが管理するようなシステムが作り上げられてしまう。工場などではごく当たり前のことでも、建設業ではなかなかこのような制度を限られた職員でこなすのが大変である。
海外で工事する場合に、このようなシステムにすぐ対応できないのが日本の建設業である。
ごく簡単なことであるが、システム化されたときにまごまごせずに対応したいものである。
2010年11月10日水曜日
総持寺で安全祈願
2010年11月3日水曜日
ヒューマンエラーとエラーチェイン
2010年10月27日水曜日
リスクアセスメントの再評価
2010年10月20日水曜日
たばこ値上げの効果
紙巻たばこ1箱(20本)の価格(2002年5月31日現在、米ドル換算)
紙巻たばこ1箱(20本)の価格(2002年5月31日現在、米ドル換算)
国 名 | 米ドル | | 国 名 | 米ドル |
| ノルウェー | 7.56 | ベルギー | 2.63 | |
| 英国 | 6.33 | オランダ | 2.56 | |
| アイルランド | 4.46 | オーストリア | 2.37 | |
| 米国 | 4.30 | 日本 | 2.18 | |
| オーストラリア | 4.02 | ルクセンブルグ | 1.94 | |
| シンガポール | 3.99 | イタリア | 1.93 | |
| 香港 | 3.97 | ギリシャ | 1.79 | |
| ニュージーランド | 3.88 | スペイン | 1.66 | |
| カナダ | 3.80 | ポルトガル | 1.63 | |
| デンマーク | 3.77 | 韓国 | 1.02 | |
| スウェーデン | 3.64 | タイ | 0.80 | |
| フィンラン | 3.53 | ブラジル | 0.57 | |
| フランス | 2.76 | フィリピン | 0.44 | |
| ドイツ | 2.76 | インドネシア | 0.43 |
資料:カナダNon-Smokers' Rights Association , 英国Action on Smoking and Health
以上、厚生労働省のホームページより
厚生労働省の研究班が28日発表したところによると、他人のたばこの煙を吸わされる「受動喫煙」が原因で死亡する人は少なくとも年間約6800人に上る。また、2009年の交通事故による死者4914人を大きく上回っている。英国では、パブも禁煙にするように、各国は必死で受動喫煙による被害の低減に取り組んでいる。
日本は、未だに受動喫煙防止の対策が進んでおらず、歩きながらたばこを吸う人や、事務所の入り口等人が通行するところで煙草を吸う人が後を絶たない。受動喫煙の環境改善のため、交通取り締まり以上に厳しくする必要がある。今回の値上げは、税収増を目指しただけで、国民の健康を考えたものとは言えない。
2010年10月13日水曜日
COP10
CBD・COP10が10月18日から日本で開催される。
正確にはConvention on Biological Diversity /Conference of the Parties(生物多様性条約第10回締約国会議)の略で、さまざまな生き物とその生息環境の保全や、生物資源の利用方法などについて議論される。この条約は、(1)生物多様性の保全、(2)生物資源の持続可能な利用、(3)遺伝資源の利用から生じる利益の公正かつ衡平な分配を目的としている。
生物多様性とは、三つの要素からなり、第一の「種の多様性」は、地球上にはたくさんの種の生き物がすんでおり、互いに関係しあって生態系をつくっている。第二は、「遺伝子の多様性」で、遺伝子の多様性が、病気などによる弱い固体の死滅を一部にとどめ、その種の絶滅を守っている。第三は、「生態系の多様性」で、地球にはさまざまな環境に適応したさまざまな生き物がすみ、独特の生態系をつくっている。
我々人類は、このような生物多様性の環境の中で生きている。人類は、生物多様性により、直接的にも間接的にも多くの恩恵を受けていることを理解しなければならない。しかし、生物多様性の保全は、簡単ではなく、既に開発を果たした先進国による規制推進と、規制によって思うような開発が行えなくなることを危惧する途上国の対立がある。また、先進国の会社による途上国の遺伝子資源による利益の独占など、途上国からの不満が噴出している。
生物多様性の保全は、経済活動にも影響を及ぼし、先進国による途上国への経済援助と人材育成、教育支援、利益の分配が鍵を握るであろう。
デフレスパイラルから抜け出せず不況に苦しむ日本が、議長国としてどのような結論を導き出すか、注目する国際会議になりそうだ。
2010年10月6日水曜日
衛生週間
2010年9月29日水曜日
現場建設技術者のレベル低下
まず、現場における問題意識を常に持っていないことである。会社の経営の最前線にいるはずの当事者が、何も問題を感じていない。講習会の場で新たに考えて発表した問題点も、作業所長として考える内容でなく、一若手担当者と同じレベルである。日本の建設産業は、護送船団方式で国土交通省などの発注官庁の言うとおりにしていれば良かった。また現在は工事成績評価の項目にしたがって、点数が上がるように施工すればよい。いわばレールに乗ったことしか考えず、自分で何か新しい方法で切り開こうという意志がまるでない。
そして、自分の意志を表現するのがきわめて下手で、何を言おうとしているのかまるで分からない。自分の考えがないから自分の意志を表現することができないのかもしれないが、人に説明することが苦手になってきている。日頃はパソコン相手に仕事をしているため、雑談はできるが、物事を筋道立てて説明するという会話力が育たないのであろう。これほどまで自己表現力がなければ、協力会社にも自分の意志が伝わらないであろう。
草食男子が多くなったのと関係あるのだろうか。グループ討議になってもリーダーシップを発揮することができない。最悪なのは要領よく発表レポートをまとめあげてしまおうとすることである。討議するのではなく答えを先に考えてそれに旨く結びつくように発表を簡単に作ってしまおうとしてしまうことである。だから真剣に意見交換するのではなく、お互いにレポートを作ることに専念しているのである。
多分現場でも同じようなことをしているのであろう。現場全体で議論するようなことはせず、ひたすら答えを探し求め、それを部下や協力会社に旨く説明もせずに押し付け、結局内容が伝わらず手戻りが発生し、部下の責任にしたり協力会社の責任にしたりしているのではないだろうか。
大学学部生のレベル低下は以前から指摘されているが、今では大学院生のレベル低下、強いては社会人のレベル低下に波及してきている。このような状態が続く限り、日本の建設業に未来はないであろう。日本の建設会社の技術レベルも韓国に抜かれて久しいが、このままでは完全に国際社会からも取り残されるであろう。EUのように突然国境が無くなったとき、日本の建設技術者はどうするのだろうか......日本の建設産業にも黒船が必要だろう。
2010年9月22日水曜日
ベテランの感電災害
感電災害は、一般の作業員がうっかり触って感電するのではなく、意外と電気の知識が豊富な電気作業員が感電することが多い。
今回も同じケースでおこった。
被災者は、大学で電気工学を修め、民間企業で7年間も電気工事に従事したベテランであった。
しかし、なぜか220Vの電気ケーブルの接続部を軍手で直接ばらそうとして、充電ケーブルに触れて感電死した。夏のくそ暑い時期に、活きた電線を軍手で触るというのは、普通では考えられないことであるが、ベテランだからこそ犯す過ちであろう。意外とベテランは、低圧であれば、生きたケーブルを上手く処理することをたまにやるそうである。
今回は、分電盤はロックされていて勝手に触れないようになっていたが、ベテランが犯す「過信」というヒューマンファクターが働いて、さらに設備の不備が加わり災害に至った。
220Vの電線に1000Ωの抵抗の人間が触れると、220mAの電流が流れる。普通なら一瞬のうち弾き飛ばされ、流れる時間も一瞬でしに至ることは少ないが、握ってしまうと筋肉が硬直して離せなくなり、体内に電流が長い時間流れ死に至ってしまう。
感電は、体内を流れる電流の大きさと時間、経路によって被害の程度が大きく異なる。
人体に流れる交流電流の影響を下記のECの表で説明されている。
仮設電気作業の感電対策は、分電盤の出力部分に漏電遮断器を取り付けることです。日本国内ではIECの基準に準拠して感度電流30mAの漏電遮断器の取り付けを推奨されていますが、OSHAでは5mAを推奨しています。ただし、発展途上国では漏電遮断器はほとんど普及しておらず、入手も出来ないところがあります。
また発展途上国では、あってもかなり高価です。被災者の補償費用よりも高くなることが普及しない理由なのでしょう。
土木技術者は、電気についてあまり得意ではないことが多いです。でも最低限の知識は必要で、それが人の命、作業員の家族の幸せを確保することになるのです。決してお金で物事を測ってはいけない。




