さらに、呼称も豚インフルエンザ(Swine
Influenza)から新型インフルエンザ(A/H1N1)に改められました。国立感染症研究所の田代眞人インフルエンザ研究センター長は、今回のインフルエンザは、鳥および北米とユーラシア大陸の豚にそれぞれ伝わるウイルスと人の香港型インフルエンザウイルスの4種が交雑した「新型」と説明しています。
人には新型インフルエンザの免疫がほとんどありませんが、強毒性の鳥インフルエンザと異なり、今のところ弱毒性だと言われています。しかし、いつ強毒性に変異するかわかりません。
今世紀はじめにパンデミックになったスペイン風邪も最初は弱毒性でした。しかし、それが人から人へ感染するうちに強毒性に変異し、パンデミックを引き起こし大勢の人が亡くなりました。
今回のインフルエンザがアジアに伝播し、鳥インフルエンザ(Avian
Influenza)と接触し、さらに新しい強毒性のウイルスに変異すると怖いインフルエンザに変貌する恐れがあります。まだ日本国内では人事のような感じで、マスクをしている人も少ないようです。そして、無頓着に大きなくしゃみをする窓際の上司も存在します。
くしゃみをすると、ウイルスがメリケン粉を撒き散らすような状態で空気中に拡散します。そしてウイルスは長くは生きられませんが直ぐに死なず浮遊します。このようなところから対策をしていかないと拡散を防げないかもしれません。
弱毒性といわれながらなぜメキシコだけ志望者が多いのかが気にかかります。所得の低い人が感染し、医者に行かず我慢して重篤な状態になって病院に担ぎ込まれるのではないかと考えます。世界各国が医療機会を低所得者層にも確保することに注力すれば、この新型インフルエンザを克服することができるのではにでしょうか。
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