東南アジアは赤道に近いので日本より暑く熱中症が多いように思われがちですが、意外と熱中症の発生は日本より少ないようです。
赤道直下の国で熱中症が意外に少ないのは、躰が長年暑い気温にさらされていて、躰が暑さに対し順応していることです。一方我々日本人は、エアコンディショナーで冷やされた空間で生活することが多く暑さに躰が順応していません。したがって、暑い中で作業するとすぐに躰が異変を起こしてしまいます。
最近では、そんなに暑いと思われていない気象条件でも、朝の早い時間に熱中症で異変を訴える人が増えています。夜更かしや深酒、下痢などの影響があるかもしれません。特にアルコールは躰のなかで分解するときに水分を消費するので要注意です。
東南アジアでも作業中に水を飲むことを奨励していましたが、真水は要注意ということを知らない人が多いようです。真水を飲むと躰の中の浸透圧の関係から、躰の塩分が吸い出され塩分不足になることです。塩分が不足すると痙攣を起こしやすくなります。塩分補給の塩飴は美味しくなく好きになれません。スポーツドリンクがベストでしょう。
おすすめのスポーツドリンクは
・エネルゲン(大塚製薬)
・メダリスト(アリスト)
・アミノバイタル(味の素)
・ポカリスエット(大塚製薬)
・バイオ茶(上水園)
Heat StressのなかでOSHA(アメリカ労働安全衛生庁)の発表する対策で特筆することは、水は15分にカップ1杯の間隔で飲むこと、アルコール・カフェインの入った飲み物・お腹に重たい食事は避けることを述べています。飲酒など個人の私生活に及んできますので、熱中症対策は個人の責務も大きいです。
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