2009年4月29日水曜日

新型インフルエンザ発生を宣言

北米から始まった豚インフルエンザによる人への感染が、人から人へ感染する新型インフルエンザウイルスであることがWHOより発表され、警戒レベルもフェーズ4へ引き上げられました。

メキシコで事業を行っている会社は、今日は朝から対策会議が続いています。現地では、マスクが売り切れ日本から急遽UPSで送りました。日本人職員の帰国の準備も慌ただしくなり、政府の方針を待たず飛行機の予約に奔走していました。
帰国ルートも感染者が集中して発生しているメキシコシティー周辺をさけ、地方都市からロサンゼルスやヒューストンへの便を段取りしていました。

今回のインフルエンザがパンデミックになるかどうかはまだわかりませんが、WHOの言うとおりパンデミックになる可能性はあります。もしインフルエンザの毒性が低く今回の対策が空振りに終わっても、それはそれとして今できることは確実にやっていかなくてはなりません。

パンデミックになると世界の経済的損失も計り知れないものがあります。なんとか早く収束してくれることを祈るだけです。

2009年4月27日月曜日

陥没事故

歩いていたら急に足元の土が陥没する、上から物が落ちてくるなど、安心して歩いてられません。

先日、北海道安平町のゴルフ場でフェアウエーでプレー中の女性が突然陥没した深さ4−5メートルの穴に転落し死亡しました。もう安心してゴルフもできないようです。
原因は、暗渠配水管に地下水が流れる際、負圧になって、暗渠配管の隙間から細かい土粒子が吸い込まれ徐々に浸食して空洞ができたと想像されます。

2001年12月、明石市大蔵海岸で護岸際が陥没し、そこにいた女児が転落して亡くなりました。このときの原因はケーソン護岸の目地に取り付けている防砂板が破損し、波の力によって砂が吸い出され徐々に空洞ができてある日突然陥没しました。

これらの災害はメンテナンス不良または施工不良であるため、定期的に点検を行っておれば防ぐことができたはずです。
また、技術系職員ならこのようになるメカニズムを理解していますが、管理している人が技術系ばかりとは限りません。運用している構造物や施設のメンテナンスと安全性を維持する仕組みを作る必要があります。

安心して街が歩ける、当たり前のことですがそれを裏で支えるのが技術者です。しかし、市民に不安を与えているのも技術者です。
技術者の信用を取り戻さなければ後継者も育たないでしょう。

2009年4月26日日曜日

豚由来のインフルエンザウイルスが変異

メキシコとカリフォルニア、テキサスなどで変異した豚インフルエンザウイルスに人から人に感染し、68人の死者(疑いも含む)が出ています。

現段階でWHOの警告レベルは6段階の中のフェーズ3で、今のところ感染が増加すると言われていませんが、強毒を伴う病原性の新型ウイルスであればパンデミックのリスクも考えられます。

ウイルスはH1N1型で遺伝子の中に人と鳥のインフルエンザウイルスの情報が含まれています。人と鳥のウイルスが豚の体内で混ざって変化し、感染しやすくなったと報道されています。

そこで我々ができる対策は、従来から言われている普段から体力を保持すること、手洗い、うがい、マスク着用の励行、そしてアメリカ産の豚肉は購入しないことぐらいでしょう。

豚自体は熱を通せば問題ありませんが、ウイルスが周りに付着し調理のときによく手を洗わなかったりするとウイルスに触れる恐れがあります。

もういつパンデミックが起きてもおかしくない状態です。

2009年4月25日土曜日

社員の平均寿命

あるスーパーゼネコンから聞いた話です。

その建設会社に努めていたOBさんの平均寿命が一昨年は67歳で昨年は69歳になったと言われていました。

日本人の平均寿命は2007年時点で女性が85.99歳、男性が79.19歳となり、男女ともに過去最高を更新しました(2008年8月1日
厚生労働省発表)。男女とも前年より延び、女性は23年連続で長寿世界一です。

建設業OBの平均寿命は他のスーパーゼネコンでも良く似た値だそうです。それにしても、日本の平均寿命とは10歳も低くなっています。

なぜこのような結果になるのか分析報告がありませんが、建設業は単身赴任で休みも十分に取らずに働き、定年までに体がボロボロになっているのだろうと思います。その結果、日本人の三大死因であるがん、心臓病、脳卒中に罹患しやすくなっているのでしょうか。

工程に追われ、利益を確保し、日夜書類作成に追われる毎日、今までは「黒部の太陽」のような土木屋の生き甲斐なようなものに支えられて仕事をしていましたが、もうそのような時代ではありません。

ディーセントワークを実現してこそ生き甲斐です。

2009年4月23日木曜日

派遣技術者の労災保険

ある顧客から派遣技術者の労災保険の適用等について質問がありました。

派遣契約についてはまだよく理解されてません。事実私もよく理解していないところが多く、事務所に戻って再度調べなおして解答したぐらいです。

その内容は、施工管理をする派遣技術者が災害に遭った場合の労災保険の適用についてでした。

派遣契約の場合は、請負契約と違い派遣先が直接指揮命令する形になり、職場の安全衛生を確保する事業者の責任は派遣先にも生じます。また、労働者の危険又は健康障害を防止するための措置や事業者の講ずべき措置の責務は派遣先にあり、派遣先の責任は重大です。

万一、派遣先で技術者の労災事故が発生した場合、派遣先及び派遣元それぞれが労働基準監督署に死傷病報告を提出することになり、かつ派遣先が提出した死傷病報告の写しを遅滞なく派遣元に送らなければなりません。(派遣則第42条)
派遣労働者は派遣切りの不安の中で生活しています。派遣法は労働者ために有益なのでしょうか。

2009年4月21日火曜日

リスクアセスメントの必要性を教える

リスクアセスメントを教育する機会が増えましたが、自分もまだ完全に理解していないものを人に教えるのはなかなか難しい。
おかげで最近は図書館に通い、安全管理の本を読み漁っています。

なぜリスクアセスメントが必要なのか?
これをうまく説明できないといやいや行うだけです。
それと、リスクアセスメントの基本的な考え方は国際的にも共通ですが、製造業と建設業の導入部分において少し違ってきます。早い話、建設業は混在作業なので実施体制が複雑になります。

実際に行わなければならないのは職長などの作業員であり、彼等に分かり易く説明できるようになるには更なる勉強の必要性を痛感しています。

物事を初心者にも分かり易く説明するのは、技術者の努めです。

2009年4月19日日曜日

作業所長の条件

建設会社に勤めていてある年齢になると余程使いものにならない限り作業所長を任されます。

しかし作業所長としての適性は、というとお粗末な人が見受けられます。

作業所長は、社長から権限の委譲を受けた現場代理人であり、統括安全衛生責任者でもある。さらに得意先が満足するものを造り、会社に対して利益を残さなければなりません。

これらの責務を達成するには部下にやる気を持たせ部下を束ねて全体の力を伸ばすリーダーシップが必要です。

そのためには、作業所長として必要な条件は技術的な知識も必要ですが、まず人の意見を聞くこと、そして最も重要なことは明るいことです。どんな優秀な人でも暗い人ではプロジェクトが上手く進みません。

最後に安全管理がでかない人も他の管理も同じようにできません。

仕事は楽しく明るくやりたいものです。

2009年4月18日土曜日

横浜への引っ越し

2年間住んだ高松から横浜への大移動です。

前回の引越で、業者から勧められて取り付けた家具の転倒防止用の樹脂が大変なことになった。床と家具が引っ付いて動かない。力任せに動かすと家具の板が剥がれてしまった。当時業者は耐震対策キャンペーンをしていましたが後でこうなることを説明いしなかった。地震には効果があることが分かりましたが引越のことを考えると他の方法を選択した法が良さそうです。

何度も渡った明石海峡大橋も当分見納めです。世界に誇る日本の土木建造物です。通行料が1000円になったことでみんなが気軽に渡れるようになりました。
引越はもう11回目でさすがに疲れました。

今日から横浜での新たな生活が始まります。初めての土地で心機一転、新しい発想で色んなことに取り組んでいきます。

2009年4月17日金曜日

安全帯は安全か

現場ではちょっと高いところに上がったら、アホの一つ覚えのように安全帯を着けろと言うことが多いようです。安全帯を着けていれば安全だと思っているのだろうか。

最近は安全体験訓練施設が増えてきて、実際に安全帯を着用してぶら下がることが体験できます。でもいくら腰骨に合わせて安全帯をセットしても、いざぶら下がってみるとお腹に食い込んで苦しい。この状態で落下したら内臓を強く圧迫するのは間違いまりありせん。
したがって、安全帯は絶対安全とは言えません。墜落して命を落とすよりはましな程度です。

安全帯の名前を変える必要があるでしょう。危険性低減索かリスク低減ベルトでも言えばいいのか、ちょっと長ったらしい。

安全帯のリスク低減効果は完全ではないことを知っておかなければなりません。

つい最近、安全帯が凶器になる光景を目の当たりにしました。
海上の導材上で鋼矢板を打設していました。鳶工が鋼矢板のセクションをかみ合わせようとしたとき、急に突風が吹き鋼矢板が大きく揺れた。そのとき鋼矢板が鳶工の安全帯に引っ掛かり、体を持っていかれ、あと少しのところで既設鋼矢板と吊り込んでいる鋼矢板の間に挟まれそうになりました。安全帯をしていたために逃げることができなくなったのです。
その後も転落の危険性があるので安全帯を継続して使用しまさたが、朝のKYの項目に予想される危険性が一つ増えました。

安全帯は、使い方によっては危険性を伴う。

2009年4月15日水曜日

職長・安全衛生責任者教育を元請職員に

職長・安全衛生責任者教育について

1回2日間14時間の教育は一人で受け持つにはさすがにしんどいです。
受講者が眠らないようにテキストの棒読みは避け、興味を持つような話題を探してくるのに事前準備に相当時間を割きます。
毎回2人で実施していますが3人ぐらいが適当です。

以前の職長教育はヒューマンエラー対策に時間が多く割かれていましたが、最近はリスクアセスメントに比重が置かれています。内容としては元請社員の教育にも最適です。しかし社内教育ではやたらと多くの内容を詰め込もうとする傾向がありゼネコン元請け職員が職長教育を受ける例が少ないようです。
何回か元請社員を受講者に加えてみましたが、安全の知識水準はさほど変わらないような気がしました。むしろ元請け職員はプライドが邪魔して素直に受け入れるところに欠けるようです。

今後の元請社員の教育のあり方を考えてみたい。