2012年8月16日木曜日

山の安全 伝承編

先日、火打山に登っていた時、上越森林管理署に人から頂いた資料に「山の安全のことわざ」について書いてあったので、いかに紹介します。

<気象と気候>
・赤焼けは天気、黄焼けは台風
・太陽が傘をかぶると雨が降る
・朝雷に旅立ちするな
・朝霧は天気が良くなる
・朝虹が立ったら川越するな
・朝焼けに傘を持て
・夜上がりの天気は長く続かぬ

<音と煙>
・音が近くに聞こえれば雨が近い
・煙が低く這うと雨

<動物>
・犬が居眠りすると雨
・鶏の夜ふかしぁ雨になる
・猫が顔を洗うと雨が降る
・朝から鳶が舞うと雨が降る
・雉が鳴くと地震がある
・キツツキがコツコツいわすと雨になる
・燕が下の方を飛ぶと雨が降る
・フクロウが鳴くと雨が降る

<身体>
・あかぎれが夜に痛むと天気が続く
・雨が降る前には神経痛が痛む

<昆虫>
・朝クモの巣に水滴つけば晴れる
・足長蜂が高い所に巣を作るとその年は雨年
・足長蜂が低い所に巣を作る年は台風が多い
・蟻が引越を始めた時は雨
・小さい虫が固まって飛んでいると雨

<魚と両棲類>
・青蛙が鳴くと翌日は雨が降る
・蛇が木に登ると雨が降る
・蛇やカニが出てきたときは雨が降る

登山のリスクアセスメントは、昔からの伝承も有益な資料として役立つでしょう。