2013年4月22日月曜日

KYKとJSA

日本国内であれば、Tool Box Meetingでどこでも当たり前のように行なわれているKYK(危険予知活動)が行なわれている。しかし、海外ではKYKを採用しているところが極めて少ない。なぜならば、KYKは日本独自の作業員参加型の安全活動です。日本国内の現状も、職長が勝手にホワイトボードに書き込み、皆で唱和してサッさと終わっているところをよく見かけます。海外では、作業員が自ら積極的に危険性などを発言するレベルに至っていないこと、指差し呼称は旧日本軍を連想し馴染まないこと等のために、日本人がいくら指導しても定着しません。
海外でよく行なわれている方法には、Job Safety Analysis JSA)(またはJob Hazard Analysis(JHA)という)があります。TBMで当日の作業の簡単なステップと危険性及び有害性、予想される災害の予防措置をスーパーバイザーのリーダーシップにより作業員に指示する活動としてが行われています。
どちらも手を抜くとすぐにマンネリになってきますが、朝のTBMは出来るだけシンプルな方が良いと思います。最近のKYKは、リスクの見積もりやヒヤリハット、健康チェックまで入っていて複雑すぎます。形骸化したKYKを行なっている場合は、一度リセットしてシンプルなJSAを採用してはどうでしょうか。
 

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