2009年5月5日火曜日

危険リスクの低い自動車

大型連休に突入して高速道路が何処もかも渋滞しました。

5月2日は、東名・名神高速道路も断続的に40〜50kmの大渋滞でした。休憩のために入ったサービスエリアのお弁当も売り切れ、コンビニエンスストアも整理券を配っていたほどでした。さすがに「何処まで行っても1000円」の効果でしょうか。

しかし、なぜ渋滞するのか。もちろん交通量が多いのが原因ですが、運転方法にも問題があります。

みんなが一定速度で車間距離を保って走行すれば高速道路上では渋滞が起きないです。しかしそんなことをすれば高速道路入り口で大渋滞です。実際、周りの運転状況を見ていると時速140〜150km/hでぶっ飛ばす人、時速60〜70km/hで慎重に走る運転に不慣れな人、携帯のメールを打ちながら蛇行運転する人、車間距離を詰めて後ろからあおる人など、さまざまです。

特に車間距離を詰めて走行すると、前の車が軽くブレーキを踏んだだけで後続車は強くブレーキを踏みます。そしてその後ろの車は徐行運転になるまで減速し、更にその後ろの車は停止してしまいます。
休日になると中国自動車道宝塚トンネルを先頭に渋滞が起きるメカニズムです。

少々スピードが出ていても車間距離さえ保っていれば事故を回避することができます。自動車は危険のリスクが高い乗り物です。そのリスク回避方法を運転者の注意力に頼っているのが現状で、自動車のリスク低減策をもう少し推進するべきです。

たとえば、速度に応じて車間距離を強制的に保つ装置や、人の接近を検知する装置などです。省エネルギーや環境負荷低減も重要ですが、更なる安全性も追求してもらいたいものです。

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