2009年6月12日金曜日

また起こった飛行機事故

エアフランス機が大西洋上で墜落しました。つい先月もインドネシアで空軍機が墜落事故を起こし多くの乗客が犠牲になりました。なぜか飛行機事故は連続するようです。

今回の事故の原因は速度計の異常が憶測されていますがまだ分かっていません。しかし機体の整備不良か設計上の構造的欠陥、製造ミス、操縦ミス、テロなどがない限り、乱気流や落雷にあっても通常は墜落するようなことは起こりません。飛行機事故の場合、根本的原因はヒューマンファクターや組織的欠陥に起因することが多いようです。

以前、千歳空港で発生した日航機の事故は、新人パイロットが操縦し、管制官が喋った英語での指示を聞き落とし、思い込みで行動に移したことが原因です。でも、多くの乗客を乗せている飛行機としては、あまりにもお粗末です。
一人のパイロットの注意力だけに頼るシステムがまだ残っているというのは恐ろしいことです。管制官からの指示に対する復唱が行われず、横に座っている正パイロットの確認もない。当たり前のことがなされていないような航空会社は信用が出来ません。こんな管理体制では今後日本航空には乗りたくありません。

直接原因が何であれ、ヒューマンファクターに起因する原因と組織の管理的な欠陥が浮かんできそうです。

現在、航空機の整備体制がきちっと取れていない航空会社や行政の監督が機能していない国の航空会社はEUに乗り入れることが出来ません。インドネシアの全航空会社や北朝鮮の高麗航空が該当します。

安全管理の第三者による審査は厳しくするべきです。自ら首を絞めるようでもありますが、安全衛生と環境をきっちり確保してこそ、企業として生き残れます。今後、益々安全担当者の存在が重要になります。

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