2009年7月1日水曜日

海の安全

「海守」のブログで海の安全を特集しています。海の安全で言えることは、そのまま登山でも言えることです。非常に参考になることが述べられています。

まず第一に取り上げているのが離岸流です。毎年300人が海水浴中に水難事故に遭い、そのうちの約4割がなくなっているそうです。

次に海上保安庁の「海水浴の大原則」を取り上げています。この大原則は登山でもいえることです。

1.十分な準備運動をする
当たり前だけどやらない人が非常に多いです。山ではストレッチ体操が最適です。

2.飲酒後、絶対に海に入らない
アルコールは注意力や判断力が低下し、不安全行動を制御できなくなります。また、飲酒者は、低体温症候群を起しやすいので、知らぬうちに体の自由が利かなくなります。山小屋でも飲酒による危険性をもう少しアピールすべきです。

3.気象条件に注意する
海では急に天気が急変することがあります。辺りが暗くなって急に風が吹き嵐になり、しばらくして何事もなく穏やかになることがあります。海でもそうですが、山では昔から言われている観天望気が必要ですが、山小屋に衛星放送テレビが完備するようになり、だれも天気図を書かなくなり、観天望気もしなくなりました。

4.浅瀬でも波に気をつける
浅瀬でも急に高い波がくることがあり注意を要します。

5.体温の維持に気をつける
海や山で気をつけなければならないことにハイポサーミア(低体温症候群)があります。これは、長時間水に浸かっていたり、濡れたまま風にさらされていたりすると発症します。体温維持ができなくなると、意識障害、代謝機能障害などに陥り、中・重度になると自力回復は難しく、生命の危険まで招くこともありますので、注意が必要です。つまり、体の震えや唇が紫にあるといった症状は体の危機反応です。

海でも山でも自然の中で活動する場合、同じような注意が必要です。

一部「海守ブログ」の文章を引用させて頂きました。詳しくは、「海守ブログ」を参照してください。
http://blog.canpan.info/umimori/archive/388

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