2009年7月3日金曜日

登山中の飲酒

運動中に飲酒するのはとんでもない話のように思えますが、意外に多いようです。

代表的なのがゴルフです。
英国の長い歴史の中で既得権として認められてきました。ゴルフが18ホールで1ラウンドなのは、ホールごとにスコッチを一杯ずつ飲んで回ってボトルが空になったところが、18ホールだったからという伝説があります。
荒涼としたスコットランドの風景を思い浮かべると分かるような気がします。

そして、登山にもお酒がつきものです。
頂上に上ったときの。山上小屋前のテラスでのむ生ビールは最高です。
でも、その一杯がいつの間にか大宴会になることが多いです。そのために下界からわざわざ重い酒や焼酎を担ぎ上げ宴会の段取りをするのです。

ゴルフも登山も元は紳士のスポーツです。だから節度を守り他人に迷惑をかけない程度しか飲まないのが鉄則です。

大量に飲酒すると人によっては急性アルコール中毒になり、アルコールやその中間代謝物であるアセトアルデヒドが脳細胞の酸素を取り込み、一種の低酸症に陥ります。高所では低地では酔わない人も少しの量で酩酊し、注意力が低下して転倒や転落する危険性が高くなります。

2,000m以上の山では飲酒は紳士がたしなむ程度に抑えるべきと考えます。
大宴会は下山してから駅前で盛大に行いましょう。

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