2009年8月21日金曜日

新型インフルエンザの第二波

夏だというのに、インフルエンザ患者が急増しています。

通常7〜8月はインフルエンザ感染者が少なく、秋から春にかけて大流行します。
しかし、この新型インフルエンザは暑い時期でも感染者が増えていくようです。夏の暑さで体が弱っている状態と人々の移動が活発になることが感染を広める原因になっているのではないかと思います。

日本では、沖縄県が突出して感染者を多く出しています。また、東南アジアでも感染者が急増しています。タイでは新型インフルエンザ感染による死者がすでに100人に達したと報じています。インドネシアでも正確な数字がつかめていませんが感染者が急激に増加しているようです。

新型インフルエンザは今のところ毒性が弱く、致死率はカナダ・アメリカ合衆国で0.5%で、通常型インフルエンザの致死率0.1%の5倍程度と発表されています。しかし、東南アジアで感染が拡大して、再び豚などを介在して強毒性の鳥インフルエンザウイルスの遺伝子と融合し、強毒性の新型インフルエンザに変異する可能性もあります。

したがって、この第二波の感染拡大を注意深く対処する必要があります。ただし、マスコミによる「恐怖の扇動」だけは止めてもらいたいものです。

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