2010年8月4日水曜日

熱中症がなぜ日本で多いのか

今年は、梅雨が明けてから熱中症が急増している。

タイやインドネシア、ベトナムのような暑い国でも熱中症の危険性があるのだが、日本のように大騒ぎになることはない。
なぜ、日本は熱中症が多いのだろうか。

暑さの対策に対して無頓着なのではないだろうか。
日本は物が豊富で好きな物を好きなだけ飲み食いし、事務所や家はエアコンが完備しているところで夜遅くまでどんちゃん騒ぎをする。
一方東南アジアの諸国では、農村部では食べる物も質素で、エアコンなどあまりなく、自然の風で涼をとっている。暑さに対する耐性が自然と備わっている。そして昼休みはゆっくり昼寝をする。

東南アジアの現場では、現場にウォーターステーションを設置して冷たい水を誰もがいつでも飲めるように工夫していか、各自が常に水筒を携帯するようにしている。

熱中症の対策には以下のものがある。
1.睡眠を十分にとり、十分休養をとる。
2.必ず朝食を採るなどして、栄養をとる。
3. 水分を補給する。できれば体液に近い成分であるスポーツドリンクなどをこまめに接種する。
4.気分が悪くなったら早めに休憩をとる。

日本で熱中症がこれほど多く発生するのは、日本人の健康状態が悪化しているのが原因の一つにあげられないだろうか。すなわち精神的な弱さ、成人病、肥満などである。
熱中症にかかりやすい要因として以下のことがいわれている。
1.体力の弱い者(新規入場者や新入社員)
2.肥満の者
3.体調不良者
4.暑熱馴化のできていない(暑さになれていない)者
5.風邪など発熱している者.
6.怪我や故障している者
7.暑熱障害になったことがある者
8.鬱発症脆弱性のある人

学生時代に新人が錬成訓練で熱中症にかかり病院に運び込まれた。命は助かったのだが、その後肝臓に障害が残り不自由な生活をしている。
熱中症は業務上疾病であり、労働災害(事故)ではないが、命に関わる問題であり馬鹿にしてはいけない。

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