2009年1月22日木曜日

良いことを褒める文化

ニューヨークのハドソン川にUSエアウェーズのエアバスA320が不時着しましたが、機長の沈着冷静な判断と処置で全員無事救助されました。

このニュースが流れてあと、アメリカのマスコミは機長や救難関係者の事故対処の優秀さを大きく讃えました。でも、同じことが日本で起こったら、マスコミや行政当局がこのような前向きな評価をしたでしょうか。

高知空港で全日空機が胴体着陸をしたとき、飛行機の故障原因と整備責任のことばかり批判的に報道されて、機長の沈着冷静な処置を大きく取り上げることはなかった。
また、JR宝塚線脱線事故でも運転手のミスばかり報道されて、近くの主婦が踏み切りの緊急信号のボタンを押して対抗電車の運行をストップさせ、更なる大惨事を防いだことはほとんど報道されませんでした。

日本では常にマイナスのイメージや関係者を批判するようなことを中心に取り上げる文化です。生徒に注意や批判ばかりして伸びる目をつんできた学校教育の結果でしょうか。

少しでもいいところがあれば褒め称え、その生徒の能力を普段の力以上に能力を伸ばす文化に変わって欲しいです。現場の安全パトロールでも不安全設備や基準違反の指摘ばかりでなく、良好事例や創意工夫を取り上げ褒めることに比重を移すべきです。

今日の日本の社会は、まだ人を褒めることが下手な文化であること表しています。

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