2009年2月21日土曜日

エラーチェーンとSHELモデル

昨今、建設業ではリスクアセスメントを前面に出して安全管理を推進するところが多いようです。

確かにこれまでの後追い型安全管理から、先取り型の予防安全に方向転換する効果的な方法です。
しかし、リスクアセスメントではヒューマンエラーに関することをうまくフォローすることができにくいように感じます。これからの安全管理はリスクアセスメントとヒューマンエラー対策及び従来型の法令順守を両立させる方法が必要ではないでしょうか。

今までのヒューマンエラー対策の指導書は、錯覚や近道行為などの事象ばかり説明されていましたが、原因を背後要因まで掘り下げ対策を立てることが少なかったような気がします。

ヒューマンエラー対策で最も進んでいるのが航空業界です。ヒヤリ・ハットや不具合事象、事故などが起こった場合報告をしてそのデータを業界で共有する仕組みができているそうです。また、国際ルールでヒヤリ・ハット報告者に対して人事評価の対象としてはならないと言う決まりも明確になっています。

航空業界で採用しているヒューマンエラーの分析と再発防止対策の手法として、「エラーチェーン」と「SHELモデル」による分析があります。
詳しい内容を知りたい方は、ANAラーニング㈱(全日空の子会社)が主催する「ヒューマンエラー対策セミナー」を受講してください。

ANAラーニングのホームページ
http://www.analearning.com/

0 件のコメント: