2009年3月21日土曜日

土木はおもてなし文化

四国霊場第46番札所浄瑠璃寺から第64番札所前神寺へ

88ヶ所お遍路、伊予の国は菩提の道場です。暖かくなってきたのでバスで回る団体お遍路さんが増えて着ました。学生さんは自転車で回っている人も見受けられます。
サラリーマンは、歩き遍路をしたいという願望がありながら時間の都合でマイカーお遍路です。
歩き遍路だけが正式な遍路だということはないと思います。心を込めて本堂と大師堂で納経し、祈願をして般若心経を読経すれば、お寺に行く方法は現実的に可能な手段を選べばいいと思います。

第51番札所石手寺は道後温泉の奥にあります。このお寺ではタイ・ビルマ難民支援や四川省震災支援などを行っていました。
お遍路の道中、お接待を受けます。四国お遍路はもてなしの文化と言われています。自分はお遍路できないので、お遍路している人にお接待することで布施をして功徳を積ませてもらう、身代わり巡拝を頼む気持ち、先祖供養のためのお接待返しという想いがあるそうです。
見返りを欲しない行為は気持ちがいいものです。
第58番札所仙遊寺への道からは、しまなみ海道が見えます。世界に誇る土木構造物と四国霊場、ミスマッチなようですが技術者は儲けのために仕事をしているのではない。市民の幸福に貢献することにエネルギーを注いでいる。技術者とは、もてなしの文化に通じるのではないでしょうか。
こんなお大師さんが迎えてくれました。思わず握手、もちろんお願いは無事故無災害です。
ふもとは菜の花で黄色でパッチワークになっているのに第60番札所横峰寺は雪でした。これも修行と思いひたすら安全祈願をしました。

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