2009年3月14日土曜日

四国の最果てへ

四国霊場第37番札所岩本寺から第45番札所岩屋寺へ

高松から四国最南端の足摺岬をまわって愛媛の山奥の岩屋寺までは二日がかりの超ハードスケジュールです。土佐は修行の道場と言いますが、まさに修行です。歩き遍路の人達は、何日もかけて黙々と遍路を続けてられるのを見ていると、車で回るのは修行にならないかもしれません。
金剛福寺は足摺岬の東大のすぐ近くにあります。藪椿のトンネルを抜けると太平洋が開けます。見えるのは空と海だけです。その昔観音浄土にいちばん近い所と信じられ、修行僧が補陀洛へ渡ろうとここで激しい修行をしたそうです。

観自在寺からは伊予国(愛媛県)です。伊予は菩提の道場です。「発心」、「修業」、「菩提」、「涅槃」の道場とは、仏教の悟りの境地や世界観を絵図にした胎蔵界曼荼羅」になぞらえたものだそうです。
岩屋寺は岩にへばりついて本堂が建っています。その本堂の上の岩に上がるはしごがあり登ってみたのですが、下を見たらちょっとびびります。建設現場では安全帯を着用しセーフティーブロックを使用して上り下りする所ですがそのようなものはありません。巡拝者が落ちて怪我をした場合安全配慮義務はどうなるのか心配になりました。
ここまできても般若心経をまだうまく読経することができません。意味が分からないのでどこで息継ぎをしていいのか分かりません。サンスクリット語(古代インド語)の音を感じに当てはめただけですが、それなりに意味のある文字を当てはめているので感心します。

まだまだ修行が足りないようです。

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