2009年3月17日火曜日

経済発展を確保しながら自然環境を維持することの難しさ

瀬戸内海も見納めになりそうです。

瀬戸内海国立公園の中に巨大な橋を作ることに、賛否両論があったと思います。自然のままの景観を残すか、利便性を獲得するか大きな選択です。四国島民にとっては生きていくためにはある程度、自然環境を犠牲にすることは止む得ないという選択肢を選んだのでしょう。

瀬戸大橋のおかげで、本州と四国を結ぶ足は大変便利になった。いまでは高松から岡山まで50分ほどで結んでいます。また、三ノ宮へは鳴門大橋と明石海峡大橋経由で高速バスが2時間30分ほどで行けるようになりました。
この海岸は沖縄ではありません。直島の海岸も沖縄と変わらないぐらい美しいです。ひょとしたらポニョがいるかもしれません。
                  「崖の上のポニュ」のポスターより転載今でも高松と宇野をフェリーが結んでいます。高松のすぐ沖合いにある女木島から行き交う船を見ていると気持ちが落着きます。古代海人族のDNAを受け継いでいるのかもしれません。

男木島の燈台です。AISの普及で燈台の役割もなくなったと言われていますが、電子機器に頼らずアナログの設備は残すべきです。高松で私の一番好きなビューポイントです。海から見る高松市内は近代的なビルが立ち並んでいるように見えますが、自然海岸が無くなってしまっていることが残念です。港湾計画は岸壁やバースを作ることばかりで、自然海岸を復元するようなことはまれです。経済性に乗らないと東京の中央政府が予算を出さないからです。

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