2009年4月12日日曜日

登山中に地震に遭遇したら

登山中に地震に遭遇したら

登山中、岩手・宮城内陸地震のような土砂崩れに遭遇したら、と想像するだけでも恐ろしい。
しかし、車で林道を走っているときに崖崩れに会ったり、都会のビルの谷間を歩いてガラスの雨が降ってきたり、港で釣りをしていて津波にあったりする確率とどちらが高いかは何ともいえません。

阪神大震災の時、六甲山を登山していた人の話しでは、山の岩が地面から飛び出したそうです。とにかく岩の多い所は落石(飛石)の危険があるので、身を低くして防御体制をとるしかないでしょう。

一方、最も恐ろしいのは土石流です。遥か上流で発生して爆風と共にいきなり押し寄せてくるので、谷筋は危険度が高い。揺れを感じたら小高い所に避難すべです。

もし、地震にあって負傷した場合、最低限の応急処置ができる用意だけは必要です。学生時代は救出と応急処置の訓練を重ね、合宿に際しては留守部隊に事故対策本部を設置しました。最近のサラリーマン登山は、事故への対応を全く考えておらず限られた時間の中での無謀登山が多いようです。

救助を養成する方法として、現在は携帯電話が多く用いられますが、山では稜線に出ない限り電波が届かない所が多く役に立たたないことが多いです。学生時代はトランシーバを持参しましたが、また見直した方が良いようです。

さらに、通常の損害保険会社の傷害保険では、補償対象とならないので、「天災危険担保特約」を付けておく必要があります。

登山中、地震に対する危険予知(KY)はできません。
当面の対応災害にあった時の対応は、を落着いてできるように頭の中でシミュレーションしておくしかないでしょう。

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