2009年5月13日水曜日

深刻な医師不足

マスコミが救急病院が減少したことを取り上げていました。

地方では生活に関わる深刻な問題です。
一昨年7月に現場で災害が発生しました。大した怪我ではないですが、手のひらの筋を少し切ってしまった。しかし、それを処置できる専門医と麻酔医がいませんでした。こんなこともできなくなったのかと不安になります。

まず、麻酔医が絶対的に不足しているらしい。その時も手術できるまでに病院を3箇所転院し、最後の病院でさらに1週間待たされました。それでも全国的に名の通った系列病院です。

このような状態では、安全を担当する者として心もとない。災害を発生させないことが第一ですが、それでも災害は必ず起きてしまいます。絶対安全はありません。今は危険リスクを少しでも下げることが安全管理の基本になっています。

医師は休みもなく働き、処置した結果に対し訴訟に怯える、感染症に冒されるリスクが高いなど若者から敬遠され、理科系離れも手伝って医師になる人が減ってきたのでしょう。また医師の卵である学生のレベルが下がってきているということも、耳にします。

医師も含め、なんとか理系の底上げを図らなければなりません。

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