2009年8月2日日曜日

海岸漂着物処理推進法

「海岸漂着物処理推進法」が7月8日、成立しました。

今まで国内外から漂流する海岸漂着ゴミをボランティアに頼り収集していましたが収集したゴミの処分の責任分担が曖昧なために費用が捻出できずそのまま放置されるというケースが多くありました。それを法律により、海岸管理者である都道府県が漂着ゴミの処理に必要な処置を講じなければならないというもので、国も必要な費用を都道府県に補助する義務を負うとされています。

ただし、海のゴミは海面を漂っているゴミばかりではなく、海底にも多くのゴミが堆積しているようです。そのゴミをどうするのか、底引き網にかかったゴミを漁業関係者が持ち帰って処分すればいいと考えたくなりますが、莫大な費用と手間がかかり、この法律でも対象としていないことから、海へまた投棄しているのが現状です。海は国民の共通の財産であり、このようなゴミも漂着ゴミと同等の扱いで、行政で処分を行うべきです。

瀬戸内海全域には13,000t以上のゴミが堆積していると推定されています。
私が以前加入していた「海守さぬき会」がこの問題に真正面から取り組み、
「海底ゴミ 目に見える化 計画」海底堆積ゴミ一掃大作戦2009in高松沖というキャンペーンを始めるそうです。

詳しくは、海守ホームページを参照してください。
http://blog.canpan.info/umimori/archive/401

本日、8/2(日)午前9時より、高松市瀬戸内漁業協同組合前にて出陣式です!
私も、高松にいればボランティアに参加するところなんですが、力になれなくて残念です。

死の海になりかけた海底からゴミを取り除けば、海がよみがえりおいしい魚を食べることができます。

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