2009年10月19日月曜日

対面通行高速道路の危険性

補正予算で、地方の高速道路6カ所の4車線化が決まっていましたが、民主党政権に変わったことから国土交通省が事業凍結を決めました。

無駄の削減ということで、不必要な補助金や公共投資を見直すことは大賛成です。しかし、ただマニュフェストに無駄を削減すると掲げ、その成果を出すために金額をひねり出すために事業を停止することは問題あります。本当に必要かどうか公平に評価する必要があります。

例えば、4車線化が凍結になった高松道の高松〜鳴門間は京阪神から近く、週末には渋滞が多発しています。京阪神から直通する鉄道がないため、高速バスが1日あたり50往復以上走っている経済の生命線となっています。しかし、対面通行だと非常に危険な状態で、運転者も緊張とイライラが続きます。

政治的に高速道路の延長を延ばすことを優先されていますが、対面通行の高速道路が伸びれば、それだけ危険な道路が延びるだけです。今回のように政治的に無駄という名目で凍結して他の予算に回すというのは、危険性を放置したままなので本当の意味での国民の福祉を確保したことにはなりません。安全を確保してこそ福祉です。高速道路の安全化を図ってから無料化を導入してもらいたいものです。

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