2009年10月22日木曜日

後を絶たない偽装事件

イオンのMAXVALUEでも消費期限の偽装が行われていました。
相変わらず食品業界の老舗企業による商品偽装が目立ちます。

建設業界でもやはり偽装が続きました。特に注目しなければならないのは、信頼されるべき老舗企業や大手企業による偽装工作です。
非上場のある建築専門の老舗スーパーゼネコンが、重大災害を起こしたにもかかわらず他の現場の災害であったかのように労働者死傷病報告の偽装をおこなったこと、世界一の自動車会社系列の部品工場であった労働災害を作業所長が自らもみ消したことなど、いわゆる労災かくしがありました。
さらにマンションで設計強度より低い生コンクリートを打設し、販売してから設計変更をやり直して補強措置をするなど老舗企業とは思えないことが明るみになりました。

長寿企業は、顧客の信頼、社会への正義を大切にする。目先の利益ばかり追求するようなところは、これから残っていけないのではないだろうか。

以前、NHKで「知るを楽しむ」この人この世界、「長寿企業は日本にあり」が放送されました。拓殖大学の野村さんがナレーターで、長寿企業の「長寿」の秘訣を、物づくりの本業重視と時代に適応する柔軟な発想にあると語っていました。そして、長寿企業の知恵にこそ、今の時代を生き抜く手がかりがあると述べています。

老舗企業や大手企業こそ目先の利益にとらわれるのではなく、市民の信頼を得て堅実な利益を出す道を選んでもらいたいものです。

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