2011年10月26日水曜日

セーフティポリス

店社の安全衛生部長の中には、未だに現場に法令順守を押し付ける人がいる。

労働安全衛生法を遵守することは、重要である。しかし、現場で働く労働者にとって、「労働安全衛生法の第○○条に決められているから守らなければならない」と言われても、法律に詳しい訳でなく、なかなか納得しがたいものである。そのような、労働者の知識レベルや気持ちを考えず、やみくもに法令に定められているから守りなさいと行っても反発されるだけである。

安全衛生部長は、労働安全衛生法を熟知しておく必要があるが、現場で指導するときはそれを前面に出さず、「もし今の状態で作業を行うと○○○の危険があるから、改善しよう」と労働者に分かりやすく説明する必要がある。店社の安全衛生部長は労働者に危険性を判りやすく説明できる能力が必要である。決して、法令を押し付けるセーフティポリスになっては行けない。

新しい時代の、安全衛生担当者は、社内では安全衛生管理の戦略を立てる者であると同時に工事担当者や労働者に対してセフティーコンサルタントであるべきである。

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